筋書き通りのメモリーズ

アルバム、シングル単位で好きだの嫌いだのを言いたい放題します。

Superfly 1st Album『Superfly』

2008年5月14日発売

 

2017年、10周年を迎えながらも前年後半あたりからほぼほぼ活動休止状態のままで少し寂しいSuperfly。その1stがいきなりセルフタイトルという。もう相当時が流れてるのにいまだにヒッピーファッションをイメージされることも多くなくこのころのインパクトの強さがうかがえます。

 

1. Hi-Five ★★★

(作詞:越智志帆、jam/作曲:多保孝一/編曲:蔦谷好位置多保孝一)

5thシングル

ラジオでもつけたかみたいなイントロが印象的。普通の音色に戻るのがドラムからでそのあとブラスがバンバン鳴る派手な曲。ライブとかで聴いたら盛り上がるけどなんかこういざCD聴きますよな感じで聴いてると物足りなさを感じる。そのうち盛り上がっていっちゃうんだけど。

ギターに昼海幹音が参加してて、この時期だとこの曲くらいなんだけどその後3rdや4thのあたりでやたら参加してる。何があったのかまたプツッと途絶えるけど。

 

2. マニフェスト ★★★★★

(作詞:越智志帆/作曲・編曲:多保孝一)

2ndシングル

イントロベースめっちゃテンション上がる、重たい。曲はもうベッタベタに泥臭いロックです。リフを聞かせる系の横ノリ曲。歌は歌でめっちゃくちゃ叫んでてソウルフル。なんか最初はピンとこない曲だったんだけどいつの間にやら体がノリを覚えこんだみたいで非常に癖になった。細かいことを言うと間奏終わりのフェードインするような「Oh~」がすごく好きです。

 

3. 1969 ★★★★

(作詞:越智志帆多保孝一/作曲:多保孝一/編曲:多保孝一、松岡モトキ)

シングルの合間にちょっと落ち着いたこの曲。あとあとしょっちゅう出てくる数字曲の第1弾(?)。1969年のことですね。ベルボトムとかそういうレトロなワードが出てきます。これはなんかいろいろと嵐が去ったような穏やかさを感じますね、歌詞曲両方から。アコギが心地いい感じを出したりしてて。

 

4. 愛をこめて花束を ★★★★★

(作詞:越智志帆多保孝一いしわたり淳治/作曲:多保孝一/編曲:蔦谷好位置)

4thシングル

言わずと知れた代表曲。結婚式なんかでもよくつかわれるとは聞くが知らない人がそういう機会にCメロを聞いたらびっくりしそう。色の名前並べ立ててるだけといえばそれだけだから。でもあそこカラオケで歌うと気持ちいいのよ……。近年のライブではそのあとサビに入る直前のスキャットを省エネにされててちょっと不満なんだけど。

その部分以外は相当素直なきらびやかなバラードですね、イントロのG→Dm7みたいないきなりそこに落ちんのか!的な進行は地味に好きだったり。シンプルにメロディが強いのでやはり好きな曲だなあ。

 

5. Ain't No Crybaby ★★★★☆

(作詞:越智志帆/作曲:多保孝一/編曲:蔦谷好位置多保孝一)

 これも割とテンポ低めの横ノリの曲だけど、ブラスがド派手に入っててファンキーな感じ。Cメロの吸い込まれるようなうねうねのメロディやラストサビの繰り返しの際に2拍削って戻るとかトリッキーなところがまた気持ちいい。

 

6. Oh My Precious Time ★★☆

(作詞:越智志帆/作曲:越智志帆多保孝一/編曲:蔦谷好位置多保孝一)

このあたりからはゆったりとしたゾーン。フォークというかカントリーというか暖かいレトロな雰囲気で。越智さんも作曲にかかわってるナンバーで素朴な味わいになってるんだけどいまいちつかみどころがないかな……。

 

7. バンクーバー ★★

(作詞:尾上文/作曲:多保孝一/編曲:蔦谷好位置百田留衣)

この時期にしては珍しく越智さんが作詞にかかわってない曲。尾上さんはこの曲からだいぶ後の「Live」とかでまた作詞に参加してますね。曲のほうは生楽器がふんだんで民族楽器なども取り入れてかなり独特な感じ。このアルバムで一番癖のある曲だと思う。これもゆったりとしてるんだけど越智さんは初期衝動を感じるパンチのある歌声で歌ってるからメリハリありすぎる。

 

8. i spy i spy (Superfly × JET) ★★★

(作詞・作曲・編曲:Chris Cester, Mark Wilson, Superfly)

3rdシングル

テンポ自体はゆっくりだけどごっついギターとかズンズン響く4つ打ちでダンサブルなシャッフルのロック。外国バンドとのコラボということもあって全英語詞ですね。サビで意外とピアノがガンガンなってるのが面白い。

 

9. 嘘とロマンス ★★★★

(作詞:越智志帆/作曲:多保孝一/編曲:蔦谷好位置)

ここで久しぶりに縦ノリの完全にライブ向けなロックナンバー。意外とこのアルバムテンポの速い曲が少なくてこの曲が明らかに他より速いのが目立ちます。ライブではタオル振り回したりなこの曲ですがイントロなど随所に出てくるズンズン上がってくるようなギターとベースのリフがノリを増幅させてくれます。歌詞もおもいっきりパーリナィ!みたいな感じだし、もう意味とか考えずに頭振ってりゃOKみたいな曲。

 

10. 愛と感謝 ★★★★

(作詞:越智志帆多保孝一/作曲:多保孝一/編曲:多保孝一、松岡モトキ)

4thシングルカップリング

「嘘」と「ロマンス」を並べた後にこのタイトル。歌詞は下手すりゃ説教ソングなんだけどその辺はまあとらえ方次第というか。サビでやたら愛と感謝に生きるからくどいっちゃくどいんだけどすごく平和な感じもあって当時のヒッピースタイルにはかっちりはまっていい感じ。合唱団につられてコーラス歌いたくなる曲。

 

11. ハロー・ハロー ★★★★

(作詞:越智志帆多保孝一/作曲・編曲:多保孝一)

1stシングル

ピアノと歌で始まるインパクト抜群のデビュー曲。歌いだしのフレーズはAメロのフレーズを使ってるんだけどそれでも印象が薄くならないのはすごい。Aメロ自体はそんなに前に出てくる強さはない、というか控えめになってるはずなのに。2番サビからCメロに飛ぶ際に転調してるんだけど自然すぎてはじめは全然気づかなかった。ラストもサビの後に新たなフレーズが出てくるコーダみたいなのが引っ付いててデビュー曲ながら本当に完成度が高い。

 

12. Last Love Song ★★★★☆

(作詞・作曲・編曲:越智志帆)

越智志帆単独の作詞作曲はこの曲が最初。でもってピアノのみの弾き語りスタイルでちゃんと本人が弾いてるので完全に自作自演の曲。内容は本当切ない。基本的にこの時期の歌い方は一本調子感が否めないけれどその中でもしっとり歌ってる感じは初々しくて好き(何様)。

 

13. I Remember ★★★☆

(作詞:越智志帆/作曲:多保孝一/編曲:蔦谷好位置)

最後を飾るのはゴスペル感の強いロッカバラード。なんかもうね、強い(語彙力の欠如)。これは好き嫌いとかいうより名曲だなあっていう印象のほうが強いかな。メロディのある部分だけキーがずっとBで間奏とアウトロだけキーがDになるのもクライマックスな感じがある(意味不明)。大迫力でG→D/F♯→Em7→Dみたいなきれいな終止聴かせられると言葉が出なくなると思いました。

 

個人的評価 ★★★★☆

前半にシングルが寄りがちではあるものの後半にも配置しててバランスは悪くない。それを言ったら次作なんかもっとトップヘビー。「Oh My Precious Time」から「i spy i spy」になんとなく中だるみを感じてしまうのが残念なんだけどそれ以外は好き。「嘘とロマンス」あたりで言ってはいたけど見返してみると案外テンポの速くない曲が多いのがびっくりだったかも。正直思い出補正が強すぎてニュートラルに評価ができないアルバム。言っても普通に名盤だとは思いますけど。