筋書き通りのメモリーズ

アルバム、シングル単位で好きだの嫌いだのを言いたい放題します。

GARNET CROW Singles 1st「Mysterious Eyes」~6th「flying」

アルバム未収録作品はタイトル色を青色にしています。

別バージョンがアルバムに収録済みの曲は水色にしています。

1st Single「Mysterious Eyes」

2000年3月29日発売

 

1. Mysterious Eyes ★★★

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人)

メジャーデビューシングルとしていきなりコナンオープニングのタイアップ付きでドーンとデビュー。なんというかさわやかですよね。この曲を聴いてシングルやアルバムを手に取ってみた人はたぶん人によっていろんな意味で裏切られたんじゃないかな……。リアルタイムでは全然知らなくて後追いだからこそこういう側面もある、程度の認識なんですけど。

 

2. Timing ★★★★★
(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人)
で、そのメジャーデビューのカップリングには軽快なリズムにクッソ重たい内容のやりたいことを好きにやってます的な曲。これがすごくて。のちの「Holding you, and swinging」あたりにつながっていくR&Bの雰囲気のある曲の先駆けというか、B面って「こういうのもやります」って意思表示の側面があると思うんですがそういう意味では珍しい方向性ですね。確かに1stにつながっていくようなサウンドの原型みたいなものは感じ取れて後追いの感覚からするとちゃんとGARNET CROWの感じはあります、七さんはすでに諦観したような詞を書いてますしね。二人の距離の離れていく速度が見えるような。ブリッジの「私の声は君に届かなくなる」部分の歌い方が初期ならではのぎこちない声の張り方ですっごく好き。とまあ総合的に見て名曲だと思うんですけどなんでカップリングベストには入らなかったんだ!! ちょうどGARNET CROWを聴きだしたのがカップリングベストが発売される直前くらいでファン投票には参加しないまま初めてリアルタイムで買ったアルバムだったんですけど今思うとこれ入ってないのほんとに惜しい。まあでも投票できてたら「Float World」や「祭りのじかん」あたりにいれてるな……。 
Mysterious Eyes (日本テレビ系アニメ「名探偵コナン」オープニングテーマ)

Mysterious Eyes (日本テレビ系アニメ「名探偵コナン」オープニングテーマ)

 

 

2nd Single「君の家に着くまでずっと走ってゆく」

2000年3月29日発売

 

1. 君の家に着くまでずっと走ってゆく ★★★★

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:Miguel Sá Pessoa、古井弘人)

デビュー作のもう1枚はインディーズ曲のリアレンジ、どちらかというとカップリング曲のような役割のシングルですね。ピザ食べる曲。

 

2. in little time ★★★★★

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:Miguel Sá Pessoa、古井弘人)

こちらも音数少なめの落ち着いた曲。ていうかなんでこの曲はこんなとこに突っ込んだの? シングルにするにはインパクト的には弱いところもあるけどアルバムの重要な位置に置かれても全くおかしくないの曲。リズムはパーカッションとうっすら入るベースのみでドラムの入ってない曲って実はこの曲くらいなんじゃないかと思う。ピアノとシンセ、あと声で盛り上がりをしっかりつくってます。てかギター入ってない、岡本さんはいずこ。そして歌詞は暗い、悲しさとともに強さも感じさせる内容かなと思います。歌詞カードには実際には歌われていない「きっと果てるのいつの日にか in little time」という一節があってかえって印象に残ります。

君の家に着くまでずっと走ってゆく

君の家に着くまでずっと走ってゆく

 

 

3rd Single「二人のロケット」

2000年5月17日発売

 

1. 二人のロケット ★★☆

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人)

上記2シングルから1ヶ月半でリリースしたのはインディーズアルバムからシングルカットした曲。純粋な形でのシングルカットはこの曲がキャリア唯一ですね。「とりあえずなんかシングルだしとけ」はないこともないというか、まああのアルバムから切るのはこの曲が妥当でしょうね。他はシングルで出すには地味というか伝わりにくい。

 

2. 未完成な音色 ★★★☆

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人)

相変わらずカップリングにパワーのある曲を突っ込んでくるスタイル。この後に出ることになるアルバムから考えたら意外なんですけどアコギが使われてないです。エレキのツインですね。初期の名曲としてかなり人気が高い曲ですけど意外と6thとかその辺のロック色の強い作品の源流なんじゃないかな。GARNET CROWの歌詞にはきわめてフォーカスされやすい「私」と「君」ですが、毎度毎度感じるのは「私」と「君」以外の存在が果てしなく遠い。七さんっぽく言うならば「孤独」とかいて「ふたり」とでも読めるんじゃないかというような空気をまとった曲が多く感じます。たとえば「他の誰に愛されても」という節がありますが、この「他の誰」って影も形すらもぼんやりとした存在な気がします。こういうところが主眼じゃないのかもしれないですがGARNET CROWってそうだなあというのはこういうところに強く感じます。

 

3. 二人のロケット ~cool smooth ver.~ ★★☆

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:Miguel Sá Pessoa、古井弘人)

おまけ。その名の通りクールでスムースなバージョン。ミゲルさんメインのアレンジで楽器隊もそっちで用意したみたいです。流麗なシンセとピアノ、柔らかいコーラスでヒーリングミュージックのような原曲と全く違った味わいです。その他明確な違いは間奏の歌詞ですね。「So we call it paradise we go on paradise」以降原曲は「we go on paradise」の繰り返しですがこちらは全く違う歌詞がのってます。歌詞カードに記載はないですがアレンジが静かなんで聞けばわかる(とおもう)。

二人のロケット

二人のロケット

 

 

4th Single「千以上の言葉を並べても…」

2000年9月27日発売

 

1. 千以上の言葉を並べても… ★★★★☆

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人)

デビューから少し落ち着いて4ヶ月ぶりのシングルですがここから怒濤のリリースで手始めにまずこのシングル。アルバムのほうにも書いてますがシングルとしては異様に地味。申し訳程度のタイアップがついたから切っただけなのか……。曲自体は大好きですよ。

 

2. blue bird ★★★

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人)

今作はカップリングも負けず劣らず地味。サビのハモリが岡本さんです。今後もちょくちょくコーラスしてますがこの曲が最初かな? 地味に相性はいい。曲や歌詞は安心感を得ることができそうなふんわりとした柔らかさです。まあそんな曲でもAのトニックから急にB♭mに転調して緊張感のあるコード進行を歩む豪快な構成なんですけどね! 七さんはその辺しっかりくみ取ってその部分をカラッとした歌詞に仕上げてます。

千以上の言葉を並べても・・・

千以上の言葉を並べても・・・

 

 

5th Single「夏の幻」

2000年10月25日発売

 

1. 夏の幻 ★★★☆

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人)

前作から1ヶ月足らずでまたシングル。こちらは2回目のコナンタイアップ、今回はエンディングですね。年齢的なこともあって当時流れてたとかは全然覚えてないです。が、映像と一緒に流れてるこの曲はインパクト強いです。secret arrange ver.が好きすぎるのでこっちのバージョンは自分の中ではむしろ別バージョンです(暴言)。

 

2. hi-speed スペシャル oneday ★★★★

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人)

シンセブラスが印象的な軽やかな曲。しかしタイトルはクセがすごい。スペシャルだけカタカナって常人には思いつかなくない? 暗いとこが目立つGARNET CROWなんですがそれと同じくらい謎の明るさを感じる。この曲は別にそんな描写はないんですが白い部屋で白い出窓(観音開きのアレ)を開け放って、ほんのり雲がかかった青空で、いつものようにけだるい朝食とってーみたいな。そういうのもあると思うんです。あとこの曲は「近頃 疲れるの」のあとの「ヤッ!」がかわいい。

夏の幻

夏の幻

 

 

6th Single「flying」

2000年11月29日発売

 

1. flying ★★★★☆

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人)

またしても1ヶ月でシングルリリース、3ヶ月連続リリースの最後の曲。ゲームのオープニングタイアップですね。確かゲームではもっとラフなアレンジでそれはそれで味がある雰囲気だったんですが、リリースに際してかなり入り組んだアレンジになってます。イントロのピアノのフレーズなんかは追加されたそうですがかなりこだわったみたいですしね。シングル盤が珍しくピクチャーレーベルになってて好き。あとジャケットにゆりっぺと七さんしかいないのも珍しい。

 

2. Cried a little ★★☆

(作詞:AZUKI七/作曲:中村由利/編曲:古井弘人)

「dreaming of love」をテンポアップして軽やかにした感じの曲。暗い曲を聴こうって時にわざわざこの曲を選ぶほどではないです。でもやっぱり歌詞には考えさせられて、「不自由な自由」ってなんやいね、不自由ってどういうことやねん、って思って周辺の歌詞を見渡すと「誰も傍にいない週末の夜は」とか並んでるんですね。だから実際には自由なんですけど「君」がいなくなっておりまして、その幻影にとらわれて抜け殻みたいになっちゃってるんでしょう、それは不自由ですね。「晴れやかに」なんて歌ってますけど、こんなん「私」自身が「どこがやねん」とツッコむくらいの口から出まかせなんじゃないですか、たぶん。

flying

flying

 

 

収録アルバム

A面曲は全曲オリジナルアルバムと各種ベストアルバムに収録。「二人のロケット」についてはオリジナルアルバムには別バージョンが入ってる代わりにインディーズアルバムに同じバージョンが入ってます。

THE ONE ~ALL SINGLES BEST~

THE ONE ~ALL SINGLES BEST~

 

 「in little time」「未完成な音色」「blue bird」「hi-speed スペシャル oneday」はカップリングベストに収録。

GOODBYE LONELY?Bside collection?

GOODBYE LONELY?Bside collection?

 

 「Cried a little」は『All Lovers』収録。

All Lovers

All Lovers

 

 他にも入ってるアルバムあるけど今から集めるならこの3枚とオリアルで大体揃う。