筋書き通りのメモリーズ

アルバム、シングル単位で好きだの嫌いだのを言いたい放題します。

the brilliant green 1st Single「Bye Bye Mr. Mug」

1997年9月21日発売

 

1997年、まだシングルCDが8cmCDの作品が多かったこの時代に全曲英語詞の4曲入りのマキシシングルをデビュー作としてリリースする尖りに尖った方法でメジャーデビューを飾ったthe brilliant green

次回作も同じように4曲入り英語詞のシングルをリリースするも売り上げなどから「これではアカン!」と判断されたのか、さらに次のシングルはドラマタイアップ、初の日本語詞、8cmCDといういかにも普通な売り方で大ヒット。いやあ、やりたいことをやるにはまず名前を売るのが重要というのが思い知らされます……。

 

そんな経緯もあってこの作品と次回作の2枚はオリジナルアルバムに一切収録されず、シングルというよりかはミニアルバム的な趣の作品なのでアルバムと同じように単品で記事にしてます。

 

1. Bye Bye Mr. Mug ★★★★☆

(作詞:川瀬智子/作曲:奥田俊作/編曲:the brilliant green)

いかにもブリティッシュロックですよ~というような乾いたエレキが印象的なタイトル曲。4曲の中では圧倒的にシングル向きというかキャッチーなメロディになるように書かれている印象があります。日本語で歌ってないのでいまいち歌詞がわからないって思うけどサビ頭がタイトルなんで何となく口ずさめますからね。

1番終わりから長い間奏ギターソロ(これがいいのよ、すごいのよ)を挟んだと思ったらプライマリーブリッジに飛んでそのままラスサビへ、何なのデビュー曲にして悟り開きすぎじゃないこの構成? それでもってなんか足りないなーって感覚はないからね。英語詞なんでそりゃ知名度のないバンドのデビュー曲としてはウケないだろうけど名前売ってからだと普通にいけたでしょこれ……。

 

2. sunny mood shirt ★★

(作詞:川瀬智子/作曲:松井亮/編曲:the brilliant green)

イントロのベースフレーズを聴け的な曲。とは言っても薄味が過ぎる。4曲の中で唯一ギターの松井さん作曲ですがたまに出てきてめっちゃくせのある面白い曲を置いていくので存在としては非常に大事、でした。この曲は個人的に刺さってないけど。

 

3. love baby ★★☆

(作詞:川瀬智子/作曲:奥田俊作/編曲:the brilliant green)

セブンスコードにインパクトを感じる。イントロの「タタラタラー(ry」ってコーラスもなんかやたら耳に残るし。川瀬さんは川瀬さんでめっちゃだるそうに歌うし。ってわりといつもかな?

 

4. GREEN WOOD DIARY ★★★

(作詞:川瀬智子/作曲:奥田俊作/編曲:the brilliant green)

これをエンディングに持ってくるのは正解。一番こざっぱりとしてて、かといってあっさりしすぎるでもない絶妙に強めのメロディでエンドロール感があっていいですね。

 

個人的評価 ★★★

このシングルはもうほぼ表題曲ばっかり聴いてます。それならベスト聴いてりゃええがな。でもたまに1枚通して聴いてみると4曲しかないというのもあって起承転結がしっかりしてるというかめちゃくちゃ聴きやすいんですよね、ある種聞き流しやすくもある。ドライブなんかにはすごくいいんです。結局『THE WINTER ALBUM』ばっか聴いてるけど。

Bye Bye Mr.Mug

Bye Bye Mr.Mug

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